大阪赤十字病院のヘビ咬傷の資料 特にマムシ咬傷についてというのがあります。 https://www.matsuyama.jrc.or.jp/wp-content/uploads/pdfs/kh30_16.pdf
マムシはガイドラインがないため病院によって対応は違うかもしれません。
たいていは入院は必須のようです。
入院期間は短期間です。一泊二日〜。
感染を予防する意味でも重要。流水で3分以上洗うのがいいとあります。
筋融解からミオグロビン血症となり、腎不全に至るのを予防するため点滴します。
腫脹等をおさえるために抗生物質を点滴されます。
ネオファーゲンは、グリチルリチン酸、グリシン、L-システインを有効成分とする薬剤で、抗炎症作用や解毒作用を持っています。マムシ咬傷では、毒による炎症や腫脹が問題となるため、ネオファーゲンの抗炎症作用が有用と考えられます
セファランチンは、もとは薬草から抽出された生薬ですが、実験室的ににマムシ毒に対する効果が証明されています。副作用が少ないので投与しやすいクスリです。ハブには聞くらしいがマムシは賛否両論あるようです。
ハイドロコートンは、抗毒素血清とは関係なく、マムシ毒に対する抗炎症作用目的に投与することが推奨されています。強ミノも同様です。
テタノブリンは、破傷風の予防や治療に使用される重要な医薬品です
破傷風の潜伏期の初めに用いて破傷風の発症を予防するためには成人において抗毒素250国際単位を用いる
赤十字の資料にのっています。
マムシ咬傷の死亡率は0.8%といわれており、血清の投与は治療には必須ではないという報告もある。 しかし、マムシ咬傷に対して血清を用いず死亡した症例に対して、医師側が敗訴している(1990,鳥取地裁)
セファランチン単独群と比較して、入院期間は血清投与群の方が短いという報告がある
発売元によると6時間以内とされている。しかし、24時間以上経過していても、血清の使用により腫脹が抑制され筋膜切開を回避できた症例の報告もある